① センター宛
当園の活動に関するご懸念についてのご相談ならびに面談のお願い
2026年5月29日
宮城県医療的ケア児等相談支援センター ちるふぁ
センター長 遠山 裕湖 様
副センター長 太田 勇樹 様
きらりケアプロジェクト
代表 遠藤 由希
当園の活動に関するご懸念についてのご相談
ならびに面談のお願い
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃より、宮城県の医療的ケア児支援におきまして、貴センターの取り組みに深く敬意を表しております。
このたび、当方職員を通じまして、当園のクラウドファンディング「きらりケアプロジェクト」の内容、ならびにタイミーを用いた看護師募集の表記等につきまして、貴センターより外部からのお声を踏まえたご指摘・広告内容見直しのご示唆をいただいたと伺いました。
ご指摘の趣旨に対しましては率直に受け止め、表現の見直しを含め検討する所存ではございますが、その前提として、当方の取り組みの実態と、本クラウドファンディングの趣旨につきまして、ぜひ直接お伝えする機会をいただきたく、本書をお送りいたします。
1.きらり保育園の歩みと現状
当園は10年前の創業以来、「保育者こそが、子どもにとってもっとも大切な環境である」という信念のもと、保育者育成・環境整備・保護者との関係構築に注力してまいりました。
医療的ケアが必要なお子さまの受け入れにつきましては、看護師配置・医療機関および行政との連携体制・安全管理マニュアルの整備を、一件一件、関係者の皆さまと現場で組み上げてまいりました。現在お預かりしているお子さまも、医療・保護者・行政・地域の多方面のご協力のもとで成立しているお預かりであり、二人目のお子さまの受け入れも具体的に進行いたしております。
2.クラウドファンディングの趣旨
「きらりケアプロジェクト」は、当園で積み上げてきた知見を、宮城県内の他園にも開かれた形で共有してまいりたいという、一歩としての企画でございます。
ご懸念をいただいた「ノウハウ本」「研修会」は、当園の実践を 今後体系化していく方向性 をお示ししたものであり、現時点ですでに完成した教材という性質のものではございません。表現の不明瞭さによりご懸念をおかけしている点につきましては、表現の改善を含め真摯に検討してまいります。
3.制度面の事実
なお、企業主導型保育における医療的ケア児受け入れ加算は、要件のハードルが極めて高く、秋の時点で翌春の利用者を確定させることは、運用上現実的ではない という制度的事情がございます。CFの記載および受け入れスケジュールも、この制度的制約を踏まえて設計いたしております。この点も、貴センターと共通理解を持たせていただきたく存じます。
4.お願い
貴センターは、医療的ケア児の保育園受け入れを「推進」するお立場であり、特定の事業者を支持・批判する立場にはない、宮城県全体を見渡される中立的な公的機関であると承知しております。
その貴センターより、外部からのお声を踏まえたご懸念が、当方職員を経由して伝わってまいりました経緯につきまして、私どもといたしましては、以下の3点につきまして、ぜひ直接、率直に意見交換させていただきたく存じます。
- 貴センターが想定されている「ノウハウ本」「研修会」のあるべき姿
- 企業主導型保育における医療的ケア児加算の要件理解の擦り合わせ
- 外部よりお寄せいただいた具体的なご指摘の内容
私どもは、貴センターと方向性を同じくする、現場の実装者の一つとして、これからも宮城の医療的ケア児支援の土壌を耕してまいる所存です。何卒、お時間を頂戴できますと幸甚に存じます。
宮城の医療的ケア児支援を、ともに、前へ。
敬具
② かしわぎ園宛
当園の取り組みについてのご相談ならびに今後の協働のご提案
2026年5月29日
おうち保育園かしわぎ
園長 様
(運営:認定NPO法人フローレンス)
きらりケアプロジェクト
代表 遠藤 由希
きらり保育園
当園の取り組みについてのご相談
ならびに今後の協働のご提案
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より、貴園、そして認定NPO法人フローレンス様におかれましては、医療的ケア児・病児保育の領域において、全国の現場が学ばせていただく実践と発信を重ねてこられていることに、深い敬意を表しております。私どもも、現場の保育者として、貴団体の歩みから学ぶことの多い日々でございます。
このたび、当園の医療的ケア児受け入れ、ならびにクラウドファンディング「きらりケアプロジェクト」の内容につきまして、貴園よりご懸念のお声を頂戴していると伺いました。
ご指摘の背景には、宮城の医療的ケア児支援の質を真に担保したいという、同じ現場に立つ者としての真摯な思いがあるものと拝察しております。私どもといたしましては、まずそのお気持ちを率直に受け止めさせていただき、表現の不明瞭さや、当方の取り組みが十分にお伝えできていない点があれば、誠実に見直してまいる所存でございます。
その上で、今後さらに宮城の医療的ケア児支援を前に進めていくためには、現場で動く者同士が直接顔を合わせ、率直に対話し、できれば協働の道を探ることが、最も建設的ではないかと考えております。本書はそのご提案を申し上げるものでございます。
1.きらり保育園の現状について
当園は10年前の創業以来、「保育者こそが、子どもにとってもっとも大切な環境である」という信念のもと、現場の保育者育成・環境整備・保護者との関係構築に取り組んでまいりました。
医療的ケアが必要なお子さまの受け入れにつきましては、看護師配置・医療機関および行政との連携・安全管理体制を、一件ずつ、関係者と現場で組み上げてきた経緯がございます。現在お預かりしているお子さまも、医療・保護者・行政・地域の多方面のご協力のもとに成立しているお預かりであり、二人目のお子さまの受け入れも具体的に進行いたしております。
2.クラウドファンディングの趣旨について
「きらりケアプロジェクト」は、当園で積み上げてきた知見を、宮城県内の他園にも開かれた形で共有していく一歩として企画したものです。
掲載しております「ノウハウ本」「研修会」は、当園のこれまでの実践を 今後体系化していく方向性 をお示ししたものであり、現時点で完成した教材という性質のものではございません。この点、表現として不明瞭であったご指摘につきましては、率直に受け止め、表現の見直しを進めてまいります。
なお、貴団体のように長年この領域で実践と体系化を進めてこられた先達の知見にも、ぜひ学ばせていただきたく、その学びを宮城の現場に還元できれば、これに勝る喜びはございません。
3.協働のご提案
宮城県内において、医療的ケア児を実際にお預かりしている企業主導型保育園はわずか2園と伺っております。県全体として受け皿を広げ、ご家族とお子さまの選択肢を増やしていくためには、すでに動いている園同士の連携が不可欠と感じております。
つきましては、当園より、以下4点を協働のたたき台としてご提案させていただきたく存じます。
- 相互の現場見学 お互いの保育・医療連携の実態を、現場で直接見せ合わせていただく
- 宮城県内の医療的ケア児受け入れ園による情報交換の場の創設 県内の現場担い手による定期的な対話の場を、貴園と当園で共催
- ノウハウ本・研修会の制作プロセスへのご監修・ご参画のご相談 貴団体の知見をいただきながら、宮城の実情に根ざした内容に育てる
- 個別ケースを通じた学び合い 当園が現在お預かりしているケース等を含め、互いの実践から学び合う
いずれも、貴園・貴団体のご無理のない範囲で、ご一緒できる形を探らせていただければと存じております。
4.お願い
つきましては、まずは直接お会いしてお話しさせていただける機会を頂戴できませんでしょうか。ご来園いただくも、当方より参上するも、いずれでも結構でございます。
このたびのご懸念は、宮城の医療的ケア児支援の質を共に高めていきたいというお気持ちの表れであると、私どもは受け止めております。同じ方向を向く現場の担い手として、対話の場をいただけますことを、心より願っております。
宮城の医療的ケア児支援を、現場から、ともに。
敬具